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カルシウムニュース

カルシウムニュース vol.3 2008年4月発行

カルシウムの真実
第3回 〜生活習慣病とカルシウム〜

カルシウムの真実

日ごろ、よく耳にする「生活習慣病」という言葉。これは、肥満、糖尿病、高血圧、動脈硬化など、日常のよからぬ生活習慣が積み重なって起こる病気の総称です。日本人の死因の第1位はガンですが、2位と3位は脳卒中と心臓病。そして、その主因となるのが動脈硬化です。この動脈硬化と日本人に多い高血圧は表裏一体の病気。原因として塩分やコレステロールの摂り過ぎが注目されがちですが、実はカルシウム不足もこれらの病の引き金になっています。今回は、動脈硬化・高血圧とカルシウムの関係についてのお話です。

楊榮展(ヨウ エイテン)医学博士
台湾で生まれる。専門分野は骨代謝。カナダのヨーク・メディカル・インスティチュート・ディレクター。生活習慣によって、健康状態が大きく影響されることに注目。特にカルシウムの充足度がその中でも最も大きいことに気づき、現在ではカナダ、日本、台湾、 中国でカルシウムの伝道師として活躍中。


カルシウム不足が招く
恐ろしい病

カルシウムの摂取が継続的に足りない状態が、骨粗鬆症の原因になることは、前号でお話した通りです。しかし、カルシウム不足が原因で起きる病は、骨粗鬆症だけではありません。動脈硬化や高血圧は、脳卒中や心臓病など命にかかわるさまざまな病気の根源とも言えますが、カルシウム不足は、この恐ろしい動脈硬化や高血圧を引き起こす原因の1つでもあるのです。

動脈硬化と高血圧の関係

まず、動脈硬化と高血圧が発症する過程について説明しましよう。血液中には、体中の細胞に必要な酸素や栄養の他、老廃物なども含まれ、血管の中を血管壁 にぶつかりながら勢いよく流れているので、血管壁には傷ができます。血液中にコレステロールが多かったり、カルシウムの摂取不足で骨から溶け出た過剰なカルシウムがあると傷にひっかかって付着し、血管の内腔を狭くしてしまいます。これが動脈硬化の始まりです。
動脈硬化を起こして狭くなった血管では血流が悪くなるので、心臓は血液の流れをよくしようと拍動を強めます。その結果が高血圧です。高血圧になれば、血管壁に強い圧力がかかるので、さらに血管壁に傷がつきやすくなり、動脈硬化が進行します。このように、動脈硬化と高血圧は表裏一体の関係にあるのです。

骨からのカルシウム流出が血管を硬化

血管壁に傷がつくことが動脈硬化への第ー歩とも言えるわけですが、血管が柔軟性に富む健康な状態であれば、傷はつきにくく回復も早いので心配はありません。しかし、問題なのは老化などによって柔軟性が失われ硬くなった血管です。そういった血管は、傷や亀裂ができやすくなるのです。そして血管が硬くなる原因は老化だけでなく、カルシウムが大きく関与しています。
カルシウム不足で血中カルシウム濃度が低下すると、骨から血液中にカルシウムが取り出されますが、この状態が続くと、血液中で過剰となったカルシウムが血管壁細胞の中にたまり、血管を硬くします。また、血中で過剰となったカルシウムはコレステロールと同様、血管壁に付着します。付着・蓄積したカルシウムは石灰化して血管を硬くし、動脈硬化を進める原因になります。

動脈硬化の血管

血管壁の筋肉収縮が
高血圧の一因に

血圧が高くなるには、いくつかの理由があります。その1つが動脈硬化であることは言うまでもありませんが、血管の収縮や血液量の増加によっても、血圧は上昇します。血管壁は平滑筋という筋肉でできていますが、これが収縮・拡張することで、血液の流れが調整されています。そして、血管壁の収縮と拡張が順調にいかなくなると、血圧が上がります。また、食事でナトリウム(塩分))を摂り過ぎると、腎臓で処理しきれない過剰なナトリウムは水分と一緒に体にためこまれるため、血液量が増加し、血圧が上がることになります。これは 血液量が増えるため、血管壁への圧力が強くなることが原因です。
それでは、カルシウムはどのように高血圧に関与しているのでしょうか。カルシウムには、血管の細胞に出入りすることによって収縮と拡張を促す働きがあり、カルシウム不足になると骨から余計に血中に取り出されたカルシウムが血管壁の平滑筋の細胞内に入って、長時間収縮させます。これが血管のけいれんにつながり、血圧は上昇します。
このように、塩分の摂り過ぎとカルシウム不足は、どちらも高血圧の原因となるのです。

カルシウム不足に
ならない生活を

動脈硬化や高血圧は、クモ膜下出血や脳梗塞といった脳血管障害をはじめ、心不全や心筋梗塞、腎不全などを起こす恐ろしいものです。降圧剤で血圧を下げることはできても、それは根本的な治療ではありません。食事、運動、嗜好など生活習慣全般を見直し、改善しなければいけません。食事については、コレステロールや塩分の過剰摂取を控えることはもちろんですが、日ごろから十分なカルシウム摂取を心がけることも必要不可欠です。

血液には、一定のカルシウムが必要です。


Calcium People

宇佐美 恵子さん アンチエイジング研究家
ファッション&ライフコーディネーター

宇佐美恵子

健康な肉体、若々しい精神、そしてはじけるような美しさ
これらは、誰もが老いとともに失ってゆくものです。しかし、今や「人生100年」とも言われる時代。まだまだ諦めてはいけません。アンチエイジング研究家として活躍する元トップモデルの宇佐美 恵子さんに、美しく、そして健やかに歳を重ねるための秘談についてお話を伺いました。

Q 若々しく健康な体を保つために、日ごろから心がげておくべきことは?

A “健康なくして美しさはない”と思っていますから、よく寝てよく食べてよく動くことが基本ですね。運動を定期的にするのが難しい方は、普段の姿勢や歩き方にほんの少し注意を払うだけでも違いますよ。歳を重ねるにつれ、猫背になり、両肩が前にすぼんできますが、これは腹筋、背筋、大腰筋といった体の筋肉が衰えてきた証拠。まずは背筋を伸ばして、左右の肩甲骨を背中の中心に寄せるように両肩を開き、胸を張ってみてください。それだけでも姿勢はよくなりますね。この姿勢をキープするには、背筋も腹筋も必要ですから正しい姿勢をしているだけで筋肉を鍛えていることになるのです。また胸を開くことで、肺に取り込む酸素の量が増え、基礎代謝も上がります。さらに正しい姿勢で歩くことでその効果は上がります。人に見られることは緊張感を持てるので若々しくキレイでいる最大の秘訳ですよ。

宇佐美恵子 心がけ

Q アンチエイジングの観点から、食事で気をつけたいことは?

A 美容にいいから、と何か1つの栄養素ばかりを集中的にとるのはよくないですね。さまざまな栄養素を少量ずつでもバランスよく摂取しなければ、健康的な美しさは生まれてこないと思います。私は肌の新陳代謝を高めるため、積極的にカルシウムを摂るようにしています。カルシウムといえば骨粗鬆症予防、と連想しがちですが、カルシウムは美容面でも細胞の老化を防いだり、肌の保湿力を高めてくれる、とても大切な働きをしているんですよ。

Q カルシウムやビタミン類は、毎日、どのように摂取していますか?

A 朝食は必ず和食にして、ビタミン・ミネラルが豊富な雑穀米をちりめんじゃこやタタミイワシなどでいただいています。食後にはイチゴ2粒、というように手軽に食べられる果物を用意してビタミン補給をし、カルシウムやビタミン類が豊富なアーモンドやドライフルーツを入れた瓶をテーブルに置いて、いつでもつまめるようにしています。タ食にはワインをいただくのですが、そのときもチーズをいっしよに食べます。一日の中で、こまめに少量ずつ食べられる工夫をしておくのが大事ですね。

宇佐美恵子さん プロフィール
1952年東京生まれ。74年資生堂春のポスターでデビュー後、マツダの専属モデルとしてトップモデルの地位を確立。現在は、これまでの経験を生かし「美しい生き方」についての執筆・講演に力を注ぎ、多くの女性から共感を集める。


Calcium Q&A

Q 最近、骨粗鬆症のことがニュースになっています。
注意点などを教えてください。

A

①カルシウムは尿や汗となって体外に出ています。

体の代謝によって、1日に体外へ出て行くカルシウムの量は、尿の中に150〜250mg、汗の中に30〜150mgくらい含まれています。毎日少なくとも180*〜400mgのカルシウムが体から出ています。※20〜40代の成人、安静時
それはすべて血液中のカルシウムです。

②骨粗鬆症とはどんな病気ですか?

そもそも人間は、離乳後ほとんど毎日、食からのカルシウム補給量が不足しています。もちろん不足量は人によって違いますが、その不足分を補給するため骨からカルシウムを溶かして摂るしか方法がありません。長期間カルシウムの摂取不足が続き、骨に蓄積されたカルシウムが30%*以上なくなったスカスカの骨の状態を骨粗鬆症といいます。※20〜40代の建康体の力ルシウム量

③骨粗鬆症にはどんな危険性があるのですか?


骨粗鬆症になった場合、ほぼ全身の骨がスカスカになっています。歩行中の不注意での転倒による骨折はもちろんのこと、くしゃみひとつでも骨折の恐れのある状況となります。

④カルシウムを上手に吸収させるコツは何ですか?

カルシウムは吸収されにくい栄養素なので、上手に摂取することが大切です。「毎日通度な運動をする」「日光に当たる」「たんぱく質の摂り過ぎに注意する」「酒、タバコ、インスタント食品を控える」ことを心がけましよう。

⑤予防に必要なことは何ですか?

規則正しい生活(3度の食事)とともに、食間に吸収のよいカルシウム補給剤の摂取も忘れないようにしましよう。

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