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カルシウムニュース

カルシウムニュース vol.16 2012年6月発行

妊娠期は健康チェックの機会です
体の仕組みを知って将来に備えましょう

出産は女性としての大きな役目です。妊娠期は体の変化を実感しながら、持っている体質やこれからの自分を知るチャンスでもあります。井上レディースクリニック院長、井上裕子先生に話を伺いました。

妊娠期は健康チェックの機会

井上 裕子(いのうえ ゆうこ) 医師・医学博士
1984年帝京大学医学部卒美。更京・立川市の「井上レディースクリニック」院長。運動療法やアロマセラピーなども取り入れ、快適なお産と女性が元気に生きるための婦人科医療に尽力している。『元気になるこころとからだ』(池田書店)、『女性だから気になる病気』(PHP)など著書多数。
http://www.inoue-ladies.jp/

お腹の赤ちゃんが教えてくれるお母さんや家族の健康

 妊娠したとき、誰もが「自分ひとりの体ではない」と感じるはずです。新しい命が宿り、お母さんの食べたものが栄養のすべてとなって、赤ちゃんが成長するからです。私のクリニックでは妊娠初期の段階で、骨密度をはじめ体脂肪率や血管の硬さなど、あらゆる体組成系の数値を調べます。妊娠期にはお母さんの体からたくさんの栄養素が送られるので、そのもととなる母体の詳細をよく知っておかなければなりません。カルシウムも通常の摂取量より多く必要なので、一日の食事に牛乳を1本追加して飲むか、食事に自信のない方にはサプリメントを利用してもらうなどの対応をしています。
 さらに妊婦さんの母親の体質を調べています。自分がどんな体質の家系に生まれたのか知っておくと、予防を実践することができます。体質は親から伝わるものもあります。糖尿病や高血圧、肥満などの情報は予防医学に役立ちます。赤ちゃんが生まれてくることは、家族の健康をチェックするよい機会になるのです。

これまでの食生活を見直して妊娠中の食育で世代をつなごう

 若い妊婦さんの食生活を聞いてみると、がんばってなんでも手作りする人もいますが、ファストフードやでき合いのそうざいやお弁当で済ます人も多いようです。そのような食べ物も時々はよいのですが、妊娠期は今までの食生活を見直して、栄養バランスを考えた食事習慣にしましよう。出産というゴールを目指して、毎日の食事を大切に。1日30品目まではいかなくても、近づける努力をしていきましょう。
 また、食品には食べ合わせや飲み合わせがあって、例えばカルシウムは、牛乳を飲んだり小魚を食べても炭酸飲料をがぶ飲みしては効果が半減してしまいます。炭酸飲料に含まれているリン酸塩が、カルシウムを溶かしてしまうためです。効果的な食品の摂り方を知ることも妊娠期には必要で、やがては子どもたちへ食育としてつないでいきましょう。

よいお産のためには運動でリフレッシュ
頑張りすぎないマイペースが大切

 「病気をしない体づくり」「年齢に合った生活体力を維持する」ことを目的に、妊婦さん、産後のお母さん、中高年の方々のために運動療法を取り入れています。医師の処方のもとに行い、一人ひとり自分のペースでできるので薬と似ています。
 運動は、“安産や産後の体型の回復促進”、“妊婦さん同士が情報交換をして不安を解消する”、”気持ちよく汗をかいてストレスを発散する”など、さまざまな効果をもたらします。妊婦さんには、エアロビのような「マタニティビクス」やお腹の赤ちゃんにもやさしい 「マタニティヨガ」などが人気です。プールでの「アクアセラピー」は、重たいお腹も浮力で軽く感じられるので、楽に体を動かすことができます。
 便利な世の中になり、歩くことも少なくなって、普段の生活だけでは妊婦さんも運動不足。その影響と考えられますが、最近お産が終わったあとに脚がむくんでしまう方が多くなりました。大きくなった子宮が収縮すると水分がオーバーするのですが、以前は尿で出ていました。それが脚にたまってしまうのです。
 私も学生時代からテニスをずっとしてきました。今は走るようにして、マラソンにも挑戦しています。 産前産後だけでなく、女性ホルモンも充実している35歳くらいから運動を続けていくと、血液のサラサラ度や筋肉維持が期待できます

知っておきたい女性のライフサイクルと健康

夏は熱中症に気をつけた水分補給を
飲み物もバランスよくがポイント

 妊婦さんの夏場の水分補給には、牛乳、ビタミン類の入ったジュース、スポーツドリンクのような電解質の飲み物、水、お茶などをすすめています。むくみを気にして利尿作用のあるカフェイン入りのお茶ばかり飲む妊婦さんもいますが、飲み物もバランスです。熱中症対策には、のどが渇いたと感じてからでは遅いので時間で飲むように指導しています。
 今、35歳以上の高年期出産は全体の23%です。40人にひとりが体外受精で、不妊症も増えている現状です。よりよい環境で元気な赤ちゃんを望むなら、カルシウムや鉄をきちんと摂り、細胞の分裂に必要な葉酸は、妊娠前から飲んでおきましよう。母乳から大量にカルシウムが出て行く授乳期も注意が必要です。自分の体と向き合うことが、将来の自分、そして次世代の子どもたちのためになるのです。

40歳をすぎたらチェック!SMIで更年期障害の度合いがわかります。


妊娠期から産後のママへ。
体操で健康を保ちましよう!

出産はとても体力を必要とします。ママの健康は赤ちゃんの元気につながります。福岡大学スポーツ科学部准教授の柿本真弓さんに、安心してできる妊娠期と出産後の体操を紹介していただきました。
注意:お腹に張りが出たり、恥骨の辺りに痛みを感じたときは、中止してしばらく様子を見てしてください・

1.足のむくみを解消して、脚の血流をよくする

?座って腕は後ろに回して体を支え、脚を伸ばす。ゆっくり足首の曲げ伸ばしをする。
?足を肩幅くらい広げて、足首をゆっくり大きく回す。
目安:?前後各4回 ?左右4回ずつ

2.股関節をほぐして、出産の体勢をとりやすくする

壁の30センチ前にクッションを置いて座る。ひざを広げて足裏をあわせる(またはあ ぐらをかく)。両ひざに手を置き、ひざが床につくようにテンポよくリズミカルに押す。
目安:8回を2セット

3.腰痛を予防して、出産に大切な腹筋を強くする

?手足をついて、肩幅に開く。息をゆっくり吸いながら、おへそを見るようにして背中を丸くする。背中が伸びきったら、最後に肛門にきゅっと力を入れる。
?息をゆっくり吐きながら、あごを上にあげて背中を反る。
目安:??連続で4回

4.骨盤底筋※を引き締め、失禁を予防する。※膣、肛門、尿道周辺の筋肉

?仰向けに寝て、両ひざを曲げて肩幅に開く。両手は手のひらを下にして脇に置く。
?息を吸いながら腰を上げ、そのままの姿勢で5つ数える。息を吐きながらゆっくり腰をおろす。
目安:??連続で4回

5.下肢の筋肉を鍛えて、関節の動きを柔軟にする

?足は肩幅に広げて、背筋を伸ばす。
?股関節に手のひらを当て、その手をお腹と大腿部ではさむように、両ひざをゆっくり曲げる。ひざ頭とつま先の方向はほぼ同じにする。
目安:??連続で10回×2セット

妊娠期と出産後の体操

妊娠期や授乳期でも、できる体操を5つ紹介しました。妊娠期は5カ月経ってから、出産後は体調の回復をみて、はじめてください。下肢の筋力アップ、むくみ解消に、女性にはずっと続けてほしい体操です。

?お腹の赤ちゃんの成長とともに、股関節周辺の血管やリンパが圧迫されて、脚がむくみやすくなります。足首を柔軟にしておくとねんざ予防にもなります。

?出産時、何時間も脚を開いていると股関節が痛くなったり、大腿部の筋肉がつったりすることがあります。折ったひざを床につけたり離したり、 小刻みに動かすことで脚全体の血行が改善し、だるさやむくみが解消されます。
?お腹が大きくなった妊婦さんにとっては楽な体勢です。骨盤を前や後ろへ傾けることが大切なのでできるだけゆっくり数を数えながら行いましょう。産後に続けると、開いた骨盤が正常な位置に整うのに効果があります。

?骨盤底筋だけでなく、大臀筋(だいでんきん)(お尻)もひきしまります。?がつらい場合は、 ?の状態で肛門に力を入れるだけでも構いません。

?妊産婦用のスクワットですが、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策にもおすすめです。

 これらの体操で、体をほぐし、リラックスしましよう。妊娠期は女性がゆっくりできるひとときです。おしゃれをして心豊かに過ごして、出産にのぞんでください。この体操は、一般の女性や高齢者にもおすすめです。

監修 柿本 真弓(かきもと まゆみ)
福岡大学スポーツ科学部准教授。新体操の選手、コーチや指導者の育成のほか、高齢者の健康づくりのためのスポーツ指導も行う。


楊先生に聞く

「カルシウムの健康ルール」

楊榮展(ヨウ エイテン)医学博士
台湾で生まれる。専門分野は骨代謝。カナダのヨーク・メディカル・インスティチュート・ディレクター。生活習慣によって、健康状態が大きく影響されることに注目。特にカルシウムの充足度がその中でも最も大きいことに気づき、現在ではカナダ、日本、台湾、中国でカルシウムの伝道師として活躍中。

女性にはカルシウムが特に必要な時期が、4つあります。「成長期」「妊娠・授乳期」「更年期」「老年期」です。なぜ必要なのか、不足するとどうなるのか、最近わかつてきた女性の体の変調などを含めてお話しましょう。

成人の1日の必要摂取量は600mgが目安
特に必要な時期には1.5〜2倍のカルシウムを

 カルシウムは、毎日の健康に必要な基礎的な栄養素です。日常の食事だけでは不足しがちで、摂取しにくい という点から考えると、「成長期」「妊娠・授乳期」「更年期」「老年期」が特に気をつけたい時期です。成人の1日の摂取量は600mgですが、その1.5~2倍のカルシウムが必要となります。
 0〜17歳の成長期、カルシウムは体が大きくなるのに使われます。そして18〜20歳で骨量が最大になる「ピーク・ボーン・マス」を迎えます。このころに、どれだけ骨にカルシウムを蓄えられたかによって年をとってからの骨の状態が違ってきます。
 妊娠期に、お母さんからお腹の赤ちゃんにどれくらいのカルシウムが分けられるか、ご存じですか?その量は30,000mgにもなります。牛乳に換算すると180CCのビンで150本分です。胎児の発育を支える骨盤や産道を保つ骨をしっかり作るなど、妊娠期の女性は、たくさんのカルシウムを蓄える必要があります。授乳期も栄養補給する母乳に、消耗した母体の回復にもかかせません。もし、この時期にカルシウムが足りないと、母体の骨からカルシウムが使われて歯を支える顎骨(がくこつ)が弱くなったり、脚がつったり、イライラしたりといった症状が出ることがあります。
 更年期 (45~60歳くらいの間)は、閉経によって女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減ることで、骨に対する保護作用がなくなるため、必要量が増えます。より一層サプリメントなどを摂るタイミングの目安です。
 老年期に量が一番多いのは、運動量も少なく体の働きも落ちて、成人のころと比べると吸収率が1/3になってしまうからです。健康的な骨密度を保って、骨粗鬆症にならないように気をつけましょう。

30代から始まる女性ホルモンの減少
偏らない栄養補給がなによりの対策に

 エストロゲンやプロゲステロンの女性ホルモンは、卵巣から分泌されます。毎月きちんと排卵や生理があったり、妊娠して出産することができるのは、女性ホルモンのおかげです。尿からカルシウムが排出されるのをセーブしてくれるのも、女性ホルモンです。これまで、50代くらいからと考えられていた女性ホルモンの下降が、30代から始まっていると最近の研究で言われています。
 早く減り始めた理由のひとつは、食生活の変化でしよう。インスタント食品やコンビニのご飯を食べることが多くなり、高たんぱく、高脂質の栄養に偏りがち です。自分で作るより安上がりで、簡単でおいしくて便利かもしれません。でも栄養バランスが崩れると、ホルモンバランスも崩れてしまいます。栄養素を考えて、3食きちんと食べることを心がけましょう。
 女の子は卵子を1万個ほど持って生まれてきます。子どもを産むには、若いほどいいと言われるのは、卵子がより新しいからです。出産希望者が高年齢になる傾向にある現在、栄養摂取のバランスを調える中で、カルシウム摂取がより重要であることも忘れないでください。
 女性の皆さん、自分の女性ホルモンをもっと大事にしましょう。そうすれば、母親になりやすい体質にもなりますし、肌もみずみずしく、骨や血管の老化を防ぐこともできます。

カルシウムの必要摂取量(1日)の目安

カルシウムについてもっと知りたい方はこちらまで!ドクター・ヤンのカルシウム健康教室 http://www.unical.co.jp/ca-school/


ユニカルカルシウム Q&A

みな様からお寄せいただいた、カルシウムや商品、
健康に関する疑問・質問にお答えするコーナーです。

Q1 これからの季節、節電を心がけながら夏バテなどにはどう気をつけたらいいでしょう?

A 夏は、外気温に体がついていけずに起こる熱中症、食欲が落ちてしまう夏バテ、冷房による夏風邪など、体力の弱い高齢者やお子さまの体調が心配です。クーラーや扇風機で体を冷やすより、汗をしっかりかいて体の中から熱を出すことも大切です。汗には「体温調節」という役目があります。体温が上がると汗が出て、蒸発するときに体の熱を奪っていきます。夏には1日で5?以上の汗をかくこともあるので、発汗によって失う水分、塩分、カルシウムの補給をしましょう。体に必要な栄養素を十分に摂って、夏を元気に過ごしましよう。

Q2 中学生の孫(男の子)が、身長が低いと気にしています。子どもに「ユ二力ル 力ルシウム」を飲ませても大丈夫でしょうか。また摂るならどの商品がいいですか?

A 思春期に身長が伸びるには、成長ホルモンが深く関係します。分泌された成長ホルモンは、肝臓に重要な物質を作るよう働きかけ、これが血中に送り込まれ、軟骨に到達すると軟骨の増殖活動が活発になります。血液中に骨を作るカルシウムなどの材料がないと、ガス欠の状態になってしまいます。「ユニカル カルシウム」はお子さまにも安心して摂っていただけますし、おやつ代わりに「イライラにカルシウム」や「炊飯用」でご飯で摂るのもおすすめです。また骨量が最大の時期は、男女ともに18〜20歳。より多くのカルシウムを蓄えるためにも、早い時期からの摂取を心がけていきましょう。

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